大勢の人がやっているとついつい同じ事をやってしまうことがよくあるが、これは一般的に「同調する」と言われる。

小宮さんの講演録を聴いていたら、このことをわかり易く説明していた。
ある実験で、明らかに長さの違う２本の棒を示し、どちらの棒が長いかという質問に対し、さくら役の１０人の人に短い方の棒を「長い」と順番に答えさせていくと、被験者である１１人目の人は同じように答える確率が極めて高かったそうだ。

似たような実験は動物でも試されていて、「同調する」のは何も人間に限ったことではないそうだ。

では、何故「同調する」のかというと、他の人（仲間）がやっていることと同じ事をやっているのが一番安全（安心）だからだそうだ。

これは動物の本能だそうで、考えてみると確かにいろいろなことが当てはまる。