一日は長し、一生は短し

2015.06.10

背番号1

ホームラン王の王貞治氏の背番号を思い出すが、これは、我が娘が所属する中学のバレーボール部で、中学最後の試合前にもらったユニフォームの背番号である。

文字通り同チームのエース番号だが、エースといってもレギュラーになれなかった部員で構成するチームのエースだ。

娘の通う中学の地区では、レギュラーの陰でチームを支え、一度も公式戦に出る機会のなかった部員で構成した中学校チームだけの大会が毎年この時期に開催される。

先日の日曜日、その大会が開催されたので、応援すべく試合会場に駆けつけた。

しかし、残念なことに主顧問の先生もレギュラー組の選手達も誰も応援に来ていなくて(他校はレギュラーが審判を務めるそうだ)、その中で試合に挑む娘たちのチームメンバーの心情を思うと、自分は胸にこみ上げるものがあった。

しかし、彼女たちは二年間少々の下積みで溜まった思いを、最初で最後の試合に思いっきりぶつけ、各試合とも好ゲームを見せてくれた。

結果は、6校の争いで1勝しかできず最下位に終わったが、チーム一丸となったプレーは観戦する者に感動を与えてくれた。

部活ではレギュラーになれず負け組かもしれない。大会も最下位で敗者かもしれない。

でも、人生で負けた訳ではない。今までの辛い思いは、きっと人生の勝者になる為の糧になる筈だ。

さあ、堂々と胸を張って学校に帰ろう!

と、学校の先生でもない自分は妙に熱くなってしまった。

久しぶりの長文にて失礼!

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