一日は長し、一生は短し

2015.12.11

落ち葉

会社の中庭にあるケヤキの木は、この時期になると葉が落ちて掃除が大変だ。

毎日、落ち葉拾いの作業からスタートする社員のみんなは、会社の門をくぐって目に飛び込んでくる大量の落ち葉を見て、いつもうんざりしているかもしれない。

しかし、ケヤキの木は、春になれば新芽と新緑を楽しめ、夏になれば深い緑を楽しめ、秋になれば紅葉を楽しめ、冬になればパラパラと風に舞う落ち葉を楽しむことができる。

これが常緑樹なら落ち葉拾いの手間は省けるかもしれないが、四季の移ろいを感じることができないし、慣れてくるとその存在さえ感じなくなるかもしれない。

そう思うと、このケヤキの木は、落ち葉拾いという面倒な作業の見返りに、我々の感性を高めるという大切な役割を担ってくれているのかもしれない。

毎朝、掃除してくれる社員のみんなに感謝しないといけない。

ページTOPへ