一日は長し、一生は短し

2016.01.28

名古屋リビング新聞

昨日はトレパチの件で、名古屋リビング新聞社様の取材を受けた。

同社の取材は2回目だが、担当の記者の関心が高く、取材というより意見交換会の様相で、あっという間の1時間だった。

先日、ある福祉関係のニュースを読んでいたら、そこに「認知症情動療法」なるものが紹介されていた。

聞き慣れない言葉だが、喜怒哀楽という人が本来持っている感情が弱くなると認知症が進むので、刺激しながらそういう感情を引き出す治療法だそうだ。

例えば、山を見て「雄大だなあ。美しいなあ。」と感動するから、「登ってみようかな。」とか「絵に描いてみよう。」という行動が生まれる。

言い換えれば、「山に登ってみたら?」とか「絵にしてみたら?」と誘導しても、その前提として本人に「感動」や「関心」がなければ能動的に行動しないということだ。

リハビリも同じで、やらされ感に満ち溢れていては苦痛に感じるものが、面白いと感じたり達成感があれば楽しみに転じることがある。

トレパチも「楽しみながらトレーニング」というコンセプトで作っていて、まさに「情動療法」を取り入れた製品と言えるのではと少し嬉しくなった。

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