一日は長し、一生は短し

2017.06.26

住吉

昨日は今年一番の大雨が予測されたが、名古屋地方は傘も不要な程度の雨量だったので、久しぶりに息子と二人きりで出掛けることにした。

新幹線とJRを乗り継いで行く目的地は神戸だ。

学生時代は山登りの練習で六甲山にあるロックガーデンに時々行った。

ここは阪急電車の「岡本」という駅が最寄り駅で、甲南大学が近くにあり、谷崎潤一郎が一時期住んでいたことでも有名で、とても情緒溢れる街だ。

昨日行った場所は、「岡本」から程近い「住吉」だ。

この街は六甲山を源流とする住吉川が南北を縦断していて、その急流に流された土砂でできた扇状地だそうだ。

住吉川は清流が保たれていて、天然の鮎や蛍が生息している。

下流まで歩くともう海に繋がっていて、昨日も蟹がちょこちょこ歩いていた。

人の手の加わったものと自然がうまく融合していて、また古い酒蔵と瀟洒なマンションや住宅が共存する、一度住んでみたいと思わせる街だ。

ページTOPへ