一日は長し、一生は短し

2007.12.19

パチンコ近未来

 年の瀬も迫り、年末の挨拶ということで、協力会社の皆さんが連日来社される。多忙な人が多いのに申し訳ないなと思いながら、20~30分の雑談をすることになる。その時に必ず話題になるのが、「来年の市場はどうなっているか」という問題だ。

 僕は神様や八卦見や評論家でもないので、正直言って全くわからない。ただ、「全くわからない」と言ってしまっては話が続かないので、自分なりの予想を話すことになる。この予想に基づくと、パチンコ産業はさらに厳しくなる、ということになる。しかし、この予想は何年か前の天気予報並だと思い、あまりネガティブに考えるのはやめようと思う。

 パチンコ産業は、レジャー産業の一部である。ということは、パチンコ産業を考えるに、レジャー産業全体の流れやトレンドがどうなっているかということを考える必要がある。人がレジャーに使うことのできるお金や時間は有限だ。つまり、パチンコ産業は他のレジャー産業と、それを奪い合う競争をしている筈である。

 そこで、旅行やゲームや公営ギャンブルやスポーツ等を含むレジャー全体の流れを考えてみると、ネットワークとかファミリーというキーワードを僕は感じる。そういう流れの中でパチンコはどうかと言うと、機械と一対一で対峙するゲームで、18歳未満はお店に入場できない。つまり、大きな流れから見た場合、レジャーのトレンドから少し離れてしまっているのではと思う。(冷や汗)

 パチンコ産業が、これからも大衆娯楽として国民から支持されていく為には、このレジャーのトレンドを如何に取り入れていくかということにかかっているのではなかろうか。法律上の問題もあって、なかなか実現できないことも多いとは思うが、業界の活性化・発展の為に、パチンコがこれからも国民の癒しの場であり続ける為に、そして何よりも豊丸産業が企業として存続しつづける為(またまた冷や汗)に、僕もない知恵を絞りながら一生懸命考えていこうと思う。

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