一日は長し、一生は短し

2009.02.27

スタートは今

 今月に入ってへこむようなことが続き、文章を書く気力がなかなか湧いてこなくて、しばらくブログを更新するのをさぼってしまった。常々、社員には仕事はコツコツやるのが一番、子供にも勉強はコツコツやるのが一番、と言っている手前上、言い訳のしようがない。

 それに、時間は止まってくれなくて、こうしている間にも世の中も業界も変化していく。へこんで落ち込んでいる場合じゃないと気持ちを奮い立たせ、七転び八起きの気持ちで前に進んでいくしかない・・・と書き始めて、誤字を訂正しようと思って「ESCキー」を押したら、二度押ししてしまい、書いた文章がすっかりクリアされてしまった。

 まあ、調子の出ない時は、不思議といろんなことに連鎖するもので、作りかけてた文章がきれ~いに画面から消えた瞬間は涙が出そうになった(悲)。

 よくあることだと思うが、悪い状態から抜け出そうと、策を打てば打つほど深みにはまる。さらに一気に抜け出そうと、奇策で勝負に出ると取り返しのつかない状態になったりする。つまり、奇策を打つ場合でも、ある程度勝算を見込める手を打たないと駄目だということだ。一か八かという、ギャンブルに出る作戦は往々にしてうまくいかないということだ。

 桶狭間の戦いでも、バルティック艦隊を破った日露戦争でも、カルメロ・ボッシに勝った輪島功一でも、勝算を持って奇策で挑んだ筈だと思う。というか、彼らからすれば、奇策ではなく強い相手に勝つための当たり前の戦法だったんだろうな。

 悪い時でも、いい時でも、いつもスタートは今。気持ちを切り替えて、焦らず休まず、当社の強みをしっかり戦略に変えて実行していこうと思う。

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