一日は長し、一生は短し

2010.04.16

大当たり

 厳しかった当社の第50期も今月末に決算を迎え、来期へ向かってのスタート準備に追われる毎日である。

 特に来期早々新筐体の投入もあるし、いろいろな面で過去の負を清算し、気分一新希望を持って事業経営に臨みたい。

 そんなことを考えながら、来期の行動計画を練っている時に、なんと骨髄移植推進財団から、骨髄バンクに登録している患者様とHLA型が一致したという知らせが届いた。

 最近、パチンコでは負け続けているのに、まさかドナーに当たるとは・・・。いざ選ばれてみると何か複雑な気持ちだ。

 但し、受諾すれば即決定という訳ではなく、この先いろいろ検査があって、僕の血液に問題がない事を確認し、且つ家族の同意と本人の最終意思確認の上で正式に決定ということらしい。

 ところで骨髄採取には4日間程の入院が必要なようで、女房にどうしようかと相談したところ、「パパ、怖いんでしょ?」との一言。

 本音を言えば若干不安だが(笑)、家の事を心配して聞いてやったのに、こちらの気持ちを全く理解していないようだ。

 まあ女房もそんな感じで家の方は心配なさそうだし、会社の方はみんながしっかりやってくれるから大丈夫だろう。それより、藁にもすがる思いで待っている患者様のことを想うと、迷いは消えてこの先の手続きを進めることにした。

 相手がどういう人かは知らないが、もしも自分の子供が同じような境遇だったら、必死になってドナーを探すだろう。

 そう考えたら、腰骨に穴あけて、ボールペンの先っちょぐらいの管を突っ込んで・・・、命取られる訳でもないし、受けて立ってやろうじゃないか!(・・・と勇んでみたものの、ちょっとイタそう)

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