部活の顧問
中学時代に世話になったハンドボール部の顧問の先生が定年退職されたので、この日曜日にお祝いの会を開くことになった。
当日は先約があり出席できないのが残念だが、先生の退職祝いとしてご本人の希望で「鍬」を贈ることにしたそうだ。
話によると、退職後は畑仕事に精を出して生活されるそうだが、この先生は我が母校の弱小ハンドボール部に革新を起こした人である。
先生の就任前のハンドボール部は、練習といえばバットでハンドボールを打ってゴールに入れるなんて馬鹿な遊びをやっていて、試合に出ても試合にならないようなクラブだった。
ところが先生が大学を卒業され、我が校に赴任されると同時にハンドボール部の顧問になると、そこから鬼の特訓が始まった。
どんな練習をさせられたかは割愛するが、その年に出場した名古屋市内の中学校の大会では、強豪校相手に善戦するぐらいのレベルになり、上位に進出するチームになった。
もう何十年も前の懐かしい思い出になってしまったが、元気に鍬を振る当時と変わらぬ先生の姿が頭に浮かぶ。
またいつかお会いしたいものだ。