一日は長し、一生は短し

2015.09.25

日本版NISAに思う

日本全体がバブル全盛で浮かれていた頃は、不動産や株式へ投資をしないことが間抜けのように思われた時代だった。

その後、バブルが崩壊して痛い思いをした人も多かったと思うが、面倒なことが嫌いな自分は、その性分が幸いしてそういうことに手を染めずに済んだ。

あれから25年。

日本の景気が少しずつ持ち直すと同時に、個人の資産運用ばかりでなく、社員の給与の一部を預かって代理でNISAに投資・運用する会社もあるようだ。

そりゃ、株式マーケットに入ってくるお金や投資家が増えれば株価は上がるだろうが、人口減少の日本では、どう考えてもどこかで頭打ちになるように思えてならない。

そのうち実体経済が回復していけば「結果オーライ」というシナリオなのかもしれないが、投資している企業の株価を社員が気にしているようでは、自社の景気が覚束なくなるのではと心配になる。

ページTOPへ