一日は長し、一生は短し

2017.06.09

手紙

会社にいると毎日何かしらの郵便物が届く。

殆どの郵便物は管理本部のチェックを受け、仕事に関係のない売り込み案内やDMはそこではじかれ、社長に届くのは篩いに掛けられたものだけだ。

ところが今日は見知らぬ人からの手紙。

「親展」と表記されていないのに封も切られず社長のもとに・・・。差出人は・・・?爆弾か・・・?

それは、なんと、東京での浪人中、40年前に僕の親友のアパートの隣室に住んでいた懐かしき人物からの手紙だった。

自分の二十歳の誕生日、その人からもらった米を炊き(鍋でね)、パチンコで取ったボンカレーで寂しくお祝いしたことがいい思い出だ(笑)。

一緒に祝った親友は、第一志望の大阪外大に合格したものの、在学中に山で遭難死してから早30数年。
残念なお知らせだけど、隣人に伝わるといいな。

今は彼の高齢のお母さんが一人で居るので、時々顔を出して線香をあげながら、仏壇の彼に近況報告している。

今度行った時は、この手紙のことを伝えよう。

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