一日は長し、一生は短し

2021.10.15

会社の履歴書⑥

その昔、名古屋市北区の黒川に「アポロ」という当社の直営店がありました。

直営店といっても、経営者が同じというだけで、運営は別会社でした。

この「アポロ」の前身はゲームセンター。 

店内にはたくさんのテーブルゲームが置いてあり、私もお客さんに交じり、ハイパーオリンピックを好んで遊んでいました。

当時のテーブルゲームはボタン操作でしたので、速く押すために定規等道具を使ってパタパタやっていました(笑)。

その後、テーブルゲームの人気が衰えたので、パチンコ店に改装してオープンしたのが「アポロ」です。

設置台数は160台。もちろん全台豊丸産業です。 主力は「ビッグドン」で半分ぐらい入っていました。 

この「ビッグドン」は当社の大ヒット機種で、10万台を超える過去最高の販売台数となりました。

私が入社したのは1985年で、ちょうどこの「ビッグドン」の出荷が終わりに近づいた頃です。

最初は営業部配属で、先輩社員に同行して、いろいろなお店を回りました。

営業職は3年間勤めましたが、販売した契約書の控えをすべてファイルして残してあります。

最初の契約は権利物の「プラネットゾーン」で、なんと盤面の価格が55,000円でした! 

一番たくさん契約いただいたのが羽根モノの「スペースファンタジー」で、私の販売台数は社内でダントツ1位。 2000台以上のご注文をいただきました!

従来の権利物の常識を覆した「ミラクルチャンス」もたくさんご購入いただきました。 

担当させていただいたすべてのお客様にこのブログを通して感謝申し上げます。ありがとうございました!

でも、思い返してみると、どうにもならない機械の不具合で何時間も事務所に拘束されたり、毎晩のように修理に走り回ったりしていたことが一番の思い出です。

嬉しかったこと、楽しかったことよりも、辛かったこと、苦しかったことの方が、私の成長には必要だったなあと改めて思います。

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