衆院選に想う
政権選択選挙と言われた今回の衆院選は、各マスコミの事前予想以上に与党の圧勝だったと思います。
この結果に対する評価はいろいろだと思いますが、私は「有権者は変化を望んでいないのでは」と感じました。
一般的に人は高齢になると、馴染みのあるものを重視する傾向が強くなるように思います。
食べに行く店、聴く音楽、楽しむスポーツ、会話の相手・・・・・。
かく言う私も、誰かと食事となれば行きつけの数店から選び、音楽は何十年も聞き続けてきた洋楽。
新しい店を開拓するとか、今流行の音楽に関心を持つとか、知らないものに対する関心をだんだん失っているように感じます。
もちろん馴染みの店なら安心できるし、そこを気に入っているということはあるでしょう。
しかし、面倒くさい、今更恥ずかしいというような感覚になってしまうのは私だけでしょうか?
それが高齢者の一般的な感覚だとすると、余程経済が悪化するとか、政治腐敗がまん延するとかない限り、高齢化が進んだ有権者の選択はこれからも大きくは変わらないように思います。