一日は長し、一生は短し

2021.12.10

会社の履歴書⑧


私が30代前半だった頃の日本は、所謂バブル景気に沸き、夜のネオン街はどこも人が溢れていました。

夜中の零時前ではタクシーが拾えず、仕方なく深夜2時まで飲んでタクシーを待つという時代でした。

そんなバブル景気も1990年代前半で終焉を迎えますが、その頃からパチンコはイノベーションを起こします。

まず平和様から業界初のフルカラー液晶を搭載した「麻雀物語」が1991年に登場します。

続いて1992年に当社から、業界初の4インチTFT液晶を搭載した「ピカイチ天国」が登場します。

今では当たり前となったフルカラー液晶を搭載したパチンコ機が、この頃より各社から次々販売されるようになりました。

当社の 「ピカイチ天国」は美麗液晶に加え、「運の強さメーター」を搭載し、リーチが大当たりになる期待値を示す演出の先駆けとなりました。

1994年には液晶を搭載した業界初の権利物として 「ドラドラ天国」を、1995年には当社初のCR機として 「CRコマコマ倶楽部」を発売しました。

パチンコ機への液晶搭載は、それまでの7セグメントやドットマトリックスでの比較的単調な演出の幅を大きく広げました。

それによって、玉の動きで人心をくすぐるパチンコ機から、液晶上の演出でそうさせるパチンコ機へ変化していったように思います。

こうした流れの中で、当社でもゲージ(釘配置)中心の開発から、液晶デザインやソフト設計中心の開発に変化していきました。

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▲ピカイチ天国のカタログ

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