一日は長し、一生は短し

2022.03.01

卒業式

もう何度、この言葉を使ってきたでしょう? 「早いもので・・・」

ということで、令和4年も早いもので、1/6が過ぎてしまいました。

今年こそはと思いながら、未だ手付かずのことがいくつかあって、年齢的に少々焦りを感じる今日この頃です(汗)。

さて、3月は卒業式のシーズンで、良いことも悪いことも共に学んだ友人との別れの季節ですが、同時に進学や就職で夢に向かって旅立つ季節でもあります。

西本願寺の月刊誌「大乗」に掲載されていた、卒業にまつわる法話の一部を(簡略して)ご紹介します。

元プロボクサーでタレントのガッツ石松さんは、子供の頃、大変貧しい中で育ったそうです。

当時、彼のお母さんは家族6人を食べさすため、男性に交じって道路工事の仕事をされていたそうです。

ガッツ少年は中学を卒業し、プロボクサーを目指していよいよ東京に旅立つ朝、お母さんが働いている工事現場に挨拶に立ち寄りました。

彼を見たお母さんはツルハシの手を止め、ポケットからクシャクシャになって泥の付いた千円札を彼に持たせてくれたそうです。

それ以後、お母さんのありったけの気持ちがこもったその千円札を彼は大切にし、辛い時、苦しい時にそれを手にして自分を鼓舞したそうです。

こうしてガッツ石松さんは世界チャンピオンとなって、母親の思いに対し、最高の形で感謝を示されたのですね。

「早いもので・・・」なんて言い訳している場合ではありませんね(汗)。 まだまだ学ぶことばかりです。

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