一日は長し、一生は短し

2007.11.29

いじめ

 最近、我が家の5年生になる長女が、学校から帰るとよく泣いているようである。理由を聞くと、どうも陰湿ないじめに遭っているようだ。調子に乗っているとか、嫌いだとか、ある女の子が我が娘のことを言い触れて回っているらしい。

 そこで自分流の教育論に立って、すべての人に好かれている人は世の中にいないとか、周囲がどう言おうが、自分が間違ったことをしていなければ気にするなとか言って、娘を慰めはしている。しかし、小学生にいくらそう説いても、なかなか理解できないのは仕方がないし、エスカレートしていくようであれば先生に相談すべきかなと考えているところである。

 自分ぐらいの歳になると、いじめられることを試練と捉え、それを超えることで成長するチャンスと喜んで受け入れる(ちょっと変質的かな・・・笑)。今の若い人たちも、社会に出れば多かれ少なかれ、そういう歓迎せざる機会に遭遇することはあると思う。もし、今そんな状況にあるとしたら、僕と同じように考えて、成長の糧としてほしいと願うところである。

 しかしながら、それも限度があるのも事実である。もう耐え切れない!と思いつめる前に、この人ならと信頼できる人に悩みを打ち明けてほしい。僕の今までの人生経験から結論付ければ、いじめる奴って、本当は意外と弱い人の方が多い。自分の弱さを知られるのが嫌で、それを隠す為に強がっているだけである。自分の弱さを他人から攻められるのが怖いから、先制攻撃を加えているだけである。本当に強い人というのは、どんと構えているものである。

 いじめ問題が社会問題化する嫌な時代になったが、家庭や職場できちんと常識やモラルを身に付けるよう指導し、理不尽なことは通らない世の中にしていきたいと思う。まあ、自分ひとりでできることではないが、まずはどんと構えていられる社長として、自分は成長したいと思う。

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