一日は長し、一生は短し

2008.01.23

鏡の法則

 「鏡の法則」という本を知っていますか?というメールが、最近社員の一人から送られてきた。何でも100万部を超すベストセラーで、インターネットでブレイクしたということだ。早速彼からその本を借りて読んでみることにした。

 わずか100ページ足らずの薄い本で文字も大きいので、ものの30分程度で読み終えたのであるが、そのうち25分間は目に涙が溜まって、それが落ちるのを堪えることに必死だった。内容について端的に言うと、「結果」には必ず「原因」があり、その「原因」は自分の心の中にある。つまり、心の持ち様で結果は変わるというものである。

 それを短い物語でわかりやすく書かれた本であるが、自分自身痛切に感じることばかりで、読み終わった後しばらく立ち上がることができなかった。何年か前に、神渡良平氏の本を読んだ時にも同じような気持ちになった。

 それは、「内観」という体験について書かれていたパートを読んだ時である。「内観」というのは、自分の過去の経験時に感じたことを、心の底に篭っている事まで徹底的に洗い出すことで、自分自身や他人に対する考え方を改善していく手法のことである。1週間程の内観体験の結果、劇的な自己改善が起こるということで、是非体験してみたいと考えている。

 僕が以前入院していた時に、ある人から「少女パレアナ」という本を見舞いに頂いたことがあるが、その本に書かれている物語も、「鏡の法則」と同じようなことを言っていることを思い出した。いずれにせよ、こういうことを知識として持つだけではなく、自分の日頃の行動に変えていくことが大事なのは言うまでもない。

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