今晩ハンドボールのアジア代表を決める、日本ー韓国の決戦があるそうだ。何でも、発売して数時間で入場チケットが完売するぐらい、すごい人気らしい。

　今年の正月にテレビで筋肉番付をやっていて、その時に「すごい男がいるなあ。」と感心して見ていたアスリートがハンドボールの宮崎選手だった。その時は、ハンドボールの選手が？？めずらしいなあ、と思って見ていただけであった。

　ところが、「中東の笛」が幸いしたのか、宮崎選手の人気がそうさせたのか、あの超マイナーなスポーツの代表格であるハンドボールが、ついに日の当たるスポーツに踊り出てしまったではないか！ハンドボールグッズを扱っている専門店もあるそうだ。

　実は、中学時代に僕はハンドボール部にいた。剣道部を経てハンドボール部に入ったのだが、その時点では僕はハンドボールがどういうものかよく知らなかった。ただ、校庭の隅っこの方に小さなゴールがあり、そこでハンドボールを野球のバットで打って遊んでいる部員を見ておもしろそうだなと思って入ったのだった。

　ところが、入部して間もなく、中京大学ハンドボール部出身の先生が、体育教師として我が中学校に赴任し、しかもハンドボール部の顧問になってしまったではないか。それ以降の練習のすざましさは言うまでもない。ハンドボール部がある中学校があまりないこともあるが、わずかな期間で、我がハンドボール部は愛知県でベスト４に入るぐらいの強豪チームに変貌してしまった。

　今日の決戦の結果はどうなるかわからないが、ハンドボールのスター選手が続々誕生して、この人気が一時的なものに終わらないように期待したい。と思いながら、ハンドボールをインターネットで検索してわかったのであるが、日本リーグのチームって１０チームあり、そのうちトヨタ関連の会社が４チームもあるのに驚いてしまった。人気スポーツになるには、まだ時間がかかりそうである。