一日は長し、一生は短し

2008.03.21

アシックス

 1年半前のことであるが、その年に2回目の手術を受けて2週間入院し、自宅でさらに1ヶ月ほど療養していた。当時は病院でも家でも、出来る限り消化のいいものを食べていたし、運動不足を考え量も随分抑えていたこともあって、体重は65㎏で体脂肪率は18%(身長は172cm)に減った。

 鏡の前に立つと、顔は少々不健康そうな色艶であるが、腹回りの浮き輪がすっきり落ちて、久しぶりに身の軽さを感じていた。ところが、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」とはよく言ったもので、しだいに便通促進の為に一生懸命飲んでいた水はアルコールに変わり、根菜は煮物から天ぷらに変わり、そばやうどんはチーズたっぷりのスパゲティに変わった。

 そういう生活の結果、残念ではあるが期待に反して浮き輪はさらに大きくなった。お金はなかなか貯まらないのに、何で脂肪は簡単に貯まるんだろうな・・・なんてのん気なことを考えながらも、連日の春の陽気に、夏の薄着の恐ろしさを想像せずにはいられなくなった。

 そこで、例年の如く、今年もやはり走り出したのである。女房から見れば「あっ、またか・・・」であるが、本人は至って真剣だ。俺が倒れたら会社はどうなる!家はどうなる!(どちらも変わりないかもしれないが・・・)と思いながら、格好から入る自分としては、まずはシューズ選びだ。

 新橋の駅から歩いて5分ぐらい行った所に、アシックスの唯一の直営店がある。そこできちんと足型を測定してシューズを選んでくれるということなので行ってみた。日本で1台しかないという足型測定マシンに靴下を脱いだ汗臭い足を入れると(店員さん、ごめんね)、パソコンの画面上に輪切りになったような足の絵が現れた。

 そしたら、なんと、僕の足のサイズは26cmを超えているではないか。店員さん曰く、この大きさなら27cmのシューズがぴったりですね。足の成長が止まった高校生ぐらいから、僕はいつも25.5センチの靴を履いてきたのだ。ちょっと痛いなとは感じていたが、幅広・甲高だから仕方がないと思って我慢してきたきらいはあるが、足長が合っていなかったのだ。しかも幅も甲も同年代の男性の平均以下のサイズというではないか!

 まあ、そんなことがあり、これからせっせと靴を買い換えないといけなくなった訳であるが、兎にも角にも、真実が発見できて良かったと思う。さて、問題はサイズぴったりなシューズをどこまで履き潰すか。体脂肪率10%台を目指して、アシックスシューズのお世話になろうと思う。毎晩辛いけどね・・・。

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