一日は長し、一生は短し

2008.04.11

この業界は特殊・・・?

 僕はP業界に飛び込んで、20数年の経験を積んできたが、いつも不思議に思うことがある。それは、他の産業や企業をベンチマークにして新しい政策を立案した場合、「この業界は特殊だから・・・」の一言で片付けられてしまうことが多いことである。

 この言葉には、「P業界が特殊だから、他の産業の論理は通じない」という意味が含まれていると思う。しかし、本当にそうなんだろうか?それぞれの産業には固有の商習慣や法制度があり、特殊と言い出せばどの産業も特殊になるのではなかろうか。異業種を組み合わせて新しい産業を創造していく人達や、ワールドワイドに事業展開している産業や企業の方が、格段に特殊なのではなかろうか。

 ここ数年のパチンコファンの減少を食い止める為、業界上げてファンの拡大の為の政策が実行されていることは大いに結構なことである。当社も、メーカーとしてできることは積極的に協力したい。しかしながら、一般社会から本質的に歓迎されたり尊敬されたりすることがなければ、僕は継続的・安定的なファンの拡大なんてことはとても適わないと思っている。

 そこで、社会から歓迎される産業になっていく為に何が必要か。一番大事なことは、この産業に関わる我々が、一人の社会人として率先して地域に貢献するよう役割を果たすこと。一人一人の業界人が、それぞれの地域において人格者として尊敬されるようになれば、業界全体としては大きな力になる筈だ。そしてもうひとつ。「この業界は特殊だから・・・」という言葉で自ら作っている社会との壁、この隔壁を取っ払うこと。それを取っ払って、社会の中に溶け込んでいくこと。それが必要だと思う。

 さて、そこで当社として何をするか。う~む、難しい問題ではあるなあ・・・、そうだ!上野村で、一般市民を対象にしたパチンコ感謝祭りでも仕掛けてみるか・・・。

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