一日は長し、一生は短し

2008.04.17

新世代

 「新世代」という名前の会社がある。日経ビジネスを読んでいて発見した会社だが、取り組んでいる事業に興味があり、早速アポを取り先方に乗り込んでみた。

 この会社の社長は中川さんといって、任天堂出身のほぼ僕と同年代の方である。中川社長は大学卒業後、任天堂でエレクトロニクスの技術者として、ファミコンの開発に携わったそうである。彼の持論は、ゲームというものは毎日のくらしに潤いを与えてくれるものということだ。

 ところが、ゲームがどんどん進化していくと同時に、ゲーム中心に生活する子供が増えていき、この時期に育まなければならないことに時間が回らなかったり、親子のコミュニケーションが希薄になっていく状況を見て大変悩まれたそうである。(自分たちが開発したした先端技術が、子供の健全な成長を阻害していると感じられたということであろうか・・・。)

 そこで、中川社長は、そういう先端技術がどうやれば広く社会に貢献できるか、それを実現する商品を開発していこうとの一念で、「新世代」を起業されたそうだ。社名の「新世代」とは、世の中にない全く新しい商品を世に送り出したい、つまり「新世代商品」を提供したいという意味が込められているということだ。

 訪問時に、同社の主力商品である「XaviX(ザビックス)」の介護施設向けの商品の説明を受けたり、認知症予防のトレーニングソフト(一緒に体験したメンバーの中で最下位だった。やばいかも・・・)や、運動能力向上のソフト(これは群を抜いて一番だった。えっへん!証拠写真添付)を体験させてもらった。

 僕は、パチンコは余暇産業であり、余暇という領域を逸脱すべきじゃないと思っているし、ひょっとして元気な高齢者を創造していくことに貢献できるのではと真剣に考えている。そういう点では、活動している産業分野は異なれど、目指している方向は非常に近いと感じた。今後とも、明るく楽しい社会を築いていく為に、お互いに情報交換や意見交換ができればと思う。

 余談だが、今取り組んでいる事業の利益期待度は、パチンコに例えて言えば、オール10よりもさらに低くて、オール6ぐらいだそうだ。まあ、厳しいけどがんばりましょう、中川社長!

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