一日は長し、一生は短し

2008.05.02

空振り三振

 とうとう5月になってしまった。5月は僕の誕生月なので、また歳をひとつ重ねることになる。何もできないうちに、どんどん歳ばかり重ねていくなあ・・・(悲)。

 そんなこと思いながら、ふとうちのホームページを見てみたら、なんと社員のブログが開設しているではないか!!オレの知らないうちに・・・と開いてみたら、背景が動いているし、今時のブログ風でやけに自分のが野暮ったく見えるではないか!

 カッコよく文章作るセンスもないし、やっぱりオレはぶきっちょだなあ・・・。ゴルフをやっても、小技がヘタで、特にバンカーなんて入ったものなら、反対側のバンカーと行ったり来たりだもんなあ。なんて考えていて、昨夜あった野球の試合が脳裏をよぎった。

 僕はスポーツの中でも球技が大好きだけど、野球は小学校の町内の集まりであったソフトボール大会の経験ぐらいしかない。そんな僕も、知らぬ間に某奉仕団体の野球部に入れられて、背番号55という確変番号を付けている。

 昨晩、その野球部の練習試合があり、補欠の自分もようやく最後の方に出番が回ってきた。球も速くコントロールもいいピッチャーだったので、最初から全部スイングしていこうと決めて、「補欠の名誉挽回!」と気合を入れてバッターボックスに入った。

 1球目、スピードのあるスライダー気味の球が来た。「よっしゃー!」と心の中で叫んだ一振り。あえなくボールはキャッチャーミットに収まる。「30センチ離れてるよ(笑)」とキャッチャーから親切に教えてもらい、第2球目。「少し余裕を見せた方がいいな。1球ぐらい見送るか。」と決めて突っ立っていたら、「ど真ん中じゃん(大笑)」と言いながら、キャッチャーは受けたボールをピッチャーに返す。

 「クッソー!」。悔しさでメラメラ気持ちが燃えてきた3球目。「このオレを怒らせたらどうなるか見せてやる!」と渾身の力での一振り。ベースの手前でバウンドしたボールは、空気を切る快音だけを残したバットの下を通り、キャッチャーの後ろに転がった。「走れ!走れ!」。周囲からの大合唱を背に受けながら、「振り逃げか、カッコ悪いな・・・。」と思いながら、一塁ベースを駆け抜ける。

 ぶきっちょ社長の真骨頂!なんてそんな小事件があった訳だが、自分としては涼しい顔しながら、かなり悔しい気持ちでいっぱいだ。近くに大きな公園もできることだし、会社に野球部を復活させて週1回の早朝練習だ。そのうち、大卒体育会のバリバリのやつもわんさか入れて、社会人の一部リーグでドームで試合だ、なんて勝手に思っている。

 そんな夢のような話を現実にする為にも、まずは会社の業績を上げることだ。この度ブログを開設した社員のみんなにも力を発揮してもらいながら、空振り三振の悔しい思いをバネにして、逆転満塁ホームランを目標にがんばろうと思う。

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