一日は長し、一生は短し

2008.05.26

51

 イチローの背番号ではない。昨日の誕生日まで、僕が人生で重ねたトータル年数である。見た目は30代と言われる僕も、アクティブシニアと言われる年代に入ってしまった。

 そんな訳で、昨夜はささやかな誕生日会を家族に開いてもらった。3人の子供達(正確には4人だが、末はまだ2歳前ということで、誕生日の何ぞやをわかっていない)は僕の誕生日を祝福して、それぞれ手紙を書いてくれた。

 みんなが一様に書いていたのは、「もう51歳になっちゃいましたね。」とか「長生きしてください。」という内容で、まだ10歳そこそこにしか達していない子供達からもそんなこと心配されるようになってしまった。一般的には、小学生のお父さんと言えば30代だろうから、余計な心配を掛けていることを申し訳なく思う。

 僕は結婚が遅く、上の子が生まれたのが39歳の時だった。この子が成人したら俺は還暦か・・・と思っていたら、今や末っ子が成人した暁には古希を迎えているか、鬼籍に入っている筈だ。本心で言えば歳は取りたくないけれど、いよいよ人生も後半戦に入り、父親として彼らに何を残すべきかと考えることが多くなった。

 いろんなことを考えたけれど、一番大事なのは彼らの手本になるような生き方を示すことかなと思う。彼らが強く明るく人生を歩んでいく為に、自分の生き様で手本を示していくことが大切かな。ひとつ歳を重ねたことを機会に、気持ち新たにそういう事を心掛けた生き方をしたい。これは、子供に対してだけではなく、社員に対しても同じ事が言えそうだ。

ページTOPへ