一日は長し、一生は短し

2008.06.05

カンボジア

 昨日、最大手ホールチェーンであるマルハンさんの創業50周年式典が、横浜市内で盛大に開催された。僕もパチンコ機メーカーの社長ということでお声掛けいただき、中身の濃いすばらしい式典を存分に体験させてもらった。(特に間近で聴いた東フィルの演奏は迫力があった)

 マルハンさんの会社方針のひとつに「社会奉仕」があり、その活動の一環として、カンボジアの経済活性化の為に、「マルハンジャパン銀行」をこの度設立された。本銀行が目的を達成して、アジア全体が活性化することを祈るばかりだ。

 ところで、カンボジアというと僕はまず一番に「クメールルージュ」を思い出す。「クメールルージュ」というのは、極端な毛沢東主義を主張するポルポトを中心に組織した共産主義政党のことで、1970年代のカンボジアで起こった内乱で多くの殺戮を行ったことで有名だ。この話は、「キリングフィールド」という映画で史実に忠実に再現されている。

 また、ちょっと前に見た映画で、「ホテルルワンダ」というものがあるが、これは1994年にアフリカのルワンダで起こった民族間紛争の話だ。これも同じルワンダ人でありながら、それまで仲良く暮らしていたツチ族とフツ族が、ある事件を契機に対立し、多数派のフツ族が少数派のツチ族に対し、隣人問わず殺戮を繰り返すという、何とも悲しくも重い話である。

 どうして同じ民族が、近い民族が、同じ人間が、相手に銃口を向けられるのだろう?尊い命をいとも簡単に奪うことができるのだろう?根っからの平和主義者で争いごとを好まない自分としては、不思議でならない。太平洋戦争で死んでいった多くの特攻隊の若人達の遺書を見れば、好んで死んでいくものは誰もいない。自分がされて嫌なことは、他人にしてはいけない。そう論語にもあるが、人として当たり前のことではなかろうか。

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