一日は長し、一生は短し

2008.07.10

新規事業

 僕の頭の中には、大きくなったり小さくなったりするものの、いつも新規事業のことが片隅にある。親が築いたレールの上を歩くのは嫌だ、と高校時分から考えていたことが一番の原因かもしれない。

 結果的には親の敷いたレールの上を歩いているのが少し悔しいが、それでもどこかでいつも反発しながら、今日までやってきたように思う。ちなみに僕が取り組んだ新商品を列挙すると・・・。

 フィーバー機能付き空き缶回収機 : 本機に空き缶を投入すると、ドットマトリックスで表示された数字がスクロールして、三つの図柄が揃えば大当たりする。大当たりすると当たり券が1枚排出され、本機のスポンサーから賞品がもらえる。静岡にあるメーカーと共同開発。価格が合わず、引き合いゼロ。但し、イベント用で無償で貸し出した実績はある。

 データ表示機 : ダイコク電機さんのデータロボの小型簡易版。省スペース型の丸みを帯びた筐体で、店内のどこにでも置けるパチンコ機のデータ表示装置。銀玉を半分にカットした斬新なデザインが社内では受けた。(自分だけが受けていたのかも・・・)

 来店者数カウント機 : 競合パチンコ店に行って、来客数を電子的にカウントする機器。名づけて「よっといで!」展示会に出展し、来場者の注目を集めた。但し、データをパソコンに落とす煩雑な作業があったり、パソコンそのものがまだ高価だったりで、残念ながらこれも引き合いゼロ。

 まだ他にもいっぱいあるが、全て見事なほど失敗に終わっている。理由はいろいろあるが、十分なマーケティングがないまま、アイデアだけを具現化しようとしたことだろう。性格的に、思いついたら早くやらないと気がすまない質なので、大事なところが抜け落ちてしまうことが多いのかも・・・。

 そんな失敗を繰り返しながら、とうとう50を過ぎてしまった。しかし、しかし、若干焦りはあるものの、次のアイデア実現に向かって、また一歩踏み出そうとしている。今度のアイデアはスケールがでかいだけに、過去の反省を踏まえて、慎重に確実に進めていこうと思う。請うご期待だ!(笑)

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