一日は長し、一生は短し

2008.08.27

論理のすり替え

 会議なんかで議論している時に、自分の立場が悪くなると、ある人は脂汗をかきかき、顔を赤らめながら、それでも真っ向から反論をぶつけてくる。

 また、別のある人は、窮地を脱する為に、一見似たような問題を持ち出して、議論の土俵をうまくそちらに変えていく。

 僕は根が素直なので(笑)、どちらかといえば前者のタイプであり、後者のような人と議論するとうまく丸め込まれてしまう。素直な人ほどこの罠に陥りやすいが、議論の手法としては、一見後者の方がうまく感じる。

 この後者の議論の手法を、「論理のすり替え」 という。政治の世界ではまま見受けられる手法で、国会の答弁なんか注意して聴いていると、またかというぐらい頻繁に 「論理のすり替え」 が行われているように思う。

 しかし、この 「議論のすり替え」 は要注意だ。本来の議論の本質を見失って、知らぬ間に的外れな議論をしていることになり、結果的に何の解決にも繋がらないことが多い。それならまだしも、間違った判断をしてしまう危険性も含んでいる。

 最近は、社内外問わず会議が多く、それぞれ議論のテーマは異なるが、常に本質を見失うことがないようグッと惹きつけて、「論理のすり替え」に騙されないよう注意しながら、ベストな答えが出るよう努力していきたいと思う。

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