一日は長し、一生は短し

2008.10.27

インターバル歩行

 少し前の中日新聞に、信州大学医学部付属病院の看護士さんたちが、運動不足の解消?でインターバル歩行を実践しているとの記事が載っていた。

 インターバル歩行については、高齢化する日本を明るく健康的な社会にしようと努力されている、松本大学の根本先生から大体の話は聴いていた。

 ウォーキングする場合、同じペースで歩いていては、どれだけ歩いても筋力は殆どつかないそうだ。ある間隔で、歩行速度を上げたり下げたりして、ピークは思い切り負荷を掛けて歩くというのをインターバル歩行と言うそうだ。

 ピークの合計が1日に20分以上になれば、それが細切れであったとしても筋力の向上に繋がるそうだ。この歩行方法を広く普及させ、高齢者の足腰を丈夫にすることで、寝たきりになるお年寄りを少しでも減らそうと、先生はがんばっている。

 このインターバル歩行が、別の思わぬ効果が出ていると、その新聞の記事に書いてあったのだ。看護士さんというのは職業柄、体力も精神力もかなり負荷が掛かる仕事で、その為にストレスで「うつ病」になってしまう人が多いそうだ。

 ところが、このインターバル歩行を実践することで、体力の向上は勿論だが、「うつ係数」というのがドーンと下がり、メンタルケアでも非常に効果があるということだ。

 現代日本は、看護士さんに限らず、ストレスが蔓延している社会であるが、根本先生のような方たちの努力が実って、元気で健康的な世の中になることを祈るばかりである。さあ、まず自ら率先!歩く時はインターバル歩行で。

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