一日は長し、一生は短し

2008.11.18

主賓のスピーチ

 「国民の祝日に関する法律」の改正により3連休が増えたことは、僕のような小さな子供がいる家族にとっては大変結構なことだと思う。

 しかし、僕の場合は、なかなかその恩恵に預かる機会がなく、例えば仕事に関することであったり、例えば子供のイベント(4人もいると、これが結構多い)であったりという状況で、のんびり出かけるなんてことは殆どない。

 この3連休も、社員の結婚式出席の為、1日は大阪、1日は福岡へ飛ぶことになっている。まあ、これはお祝い事であるし、社員夫婦がいつまでも仲良くやってくれれば、会社にとってはありがたいと思うので、喜んで出かけているのだが。

 ところで、社員の結婚式には主賓として招かれることが多いのだが、何度出ても主賓のスピーチというのは緊張する。新郎新婦に対しては、一世一代の大イベントに華を添えてあげたいと思う気持ち、両家のご家族に対しては、安心して貰いたいという気持ち、そんな気持ちから余計に力が入ってしまう。

 また、できるだけ同じ内容の使い回しはやめようと思い、その人だけのカスタムメイドのスピーチを励行しているので、作文に時間もかかるし、記憶力の弱い自分にとっては暗記に時間もかかる。

 僕のモットーとしている「にこにこ顔の命懸け」ではないが、平静を装ってはいるものの、内心ドキドキで一生懸命スピーチをしている訳だ。

 でも、そんな懸命なスピーチが、新郎新婦の心に残り、いや残らないにしてもその一瞬感じてくれて、幸福な家庭を築く一助となれば、それは嬉しく思う。

 「パパはどこも連れてってくれない、ブツブツ・・・」と子供にまたまた言われそうだが、スピーチの後の冷えたシャンパンを楽しみにしながら、新郎新婦の為にがんばってこようと思う。

ページTOPへ