一日は長し、一生は短し

2009.05.21

特急しなの

 先日、某クラブで講演いただく講師の先生との打ち合わせで茅野まで行ってきた。茅野には会社の保養所があるので、いつも行く時は中央高速道路を車で走っていく。

 しかし、今回は事情があって、JR中央線を利用することとなった。JR中央線に乗るなんて、高校時代にスキーに行った時以来かもしれないなあ・・・なんて思いながらチケットを購入。

 平日なのでガラガラだろうと思っていたら、なんと乗客の多いこと。ビジネスマンは少数で、殆どは老夫婦の旅行目的の人たちだった。(みんな仲良しなんだなあ・・・、俺も見習わなきゃ)

 高校時代にスキーに行った時は、いつも夜行列車なので外の景色なんて全く気にもしていなかったが、岐阜県に入ってからの車窓の景色のなんとすばらしいことか!

 季節柄、御嶽山や中央アルプスの頂上付近は、まだ雪で覆われていて真っ白だし、天気がよくて若葉と空と山と岩と川が創り出す車窓のキャンパスは、ずーっと見ていても少しも飽きない。

 ずうっと線路沿いに国道19号線が走っているが、そこは学生時代からスキーや山登りで何十回も走っているので、ふと当時を思い出す。

 鎖のタイヤチェーンを何度も何度も付けたり外したり繰り返しながら、それでも面倒くさく感じなかったが、あの時はなんでそんなに苦にならなかったんだろうと、思わず頬が緩む。

 そんなことで、あっという間の2時間半だったが、心の洗濯を兼ねて時々こういう出張もいいなと思った。まさに忙中閑有を実感した2時間半であった。

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