一日は長し、一生は短し

2009.08.07

より美味しく、より安く、スピーディーに

 学生時代に住んでいたアパートの大家さんがお米屋さんで、そこの息子さんが年齢が近いこともあり仲良くしてくれた。さすがにただでお米をくれることはなかったが、買いに行った時は随分サービスしてくれた。

 但し、僕がお米を炊いて自炊する時は、本当にお金に困っている時で、そういう緊急事態にはまずパチンコに行ってボンカレー(レトルトカレーの走り)かマルシンハンバーグ(これもインスタントハンバーグの走り)をゲットすることから始まる。

 しかし、パチンコで負けてしまった時は最悪で、鍋で炊いたごはんに塩をかけて食べることになる。運がよければ、実家の母親が送ってくれたうめぼしなんかにありつくこともある。

 多少お金の残っている平時は、学食で済ますことが多かったが、それ以外はやっぱり「餃子の王将」でお世話になることが多かった。

 一般的に京都の外食産業は学生に優しい店が多いが、なかでも「餃子の王将」は別格だ。今はどうか知らないが、当時は1時間皿洗いを手伝えば、好きなものを食べさせてくれるという粋な計らいがあった。(僕はそのお世話になったことはないけれど)

 話は変わって、当社では3年ぐらい前から、パチンコ業界の重厚長大路線とは一線を画した機械を作ろうと取り組んできたが、今年それを発表するところまでこぎつけた。

 その企画を商品化するに当たり、そのコンセプトを明確に伝えられる手段はないだろうかと検討していた時に、20年ぶりに再会したのが「餃子の王将」であった。

 餃子の王将さんの企業方針である「より美味しく、より安く、スピーディーに」が、まさに「CR餃子の王将」の目指すところと合致した。

 この企画の実現に当たっては、当社社員の英知を結集したことは無論だが、社外の多くの皆さんにも助言を頂きながら、今のマーケットにはないけれど、きっとこんな機械があったらおもしろいだろうと思われる商品に仕上がったと思う。

 助言を頂いた社外の皆様には、感謝の気持ちを込めて、映画の試写会ではないが、完成試打会なんてことをやろうかなとも思っている。それが終わったら、餃子の王将さんで豪勢に?打ち上げでもしようかな、暑気払い兼ねて。

ページTOPへ