一日は長し、一生は短し

2009.08.17

久しぶりの検診

 至って健康そのものと思っていることもあるが、僕は毎年実施される会社の定期健診を受けたり受けなかったりで、テキトーにやってきた。

 3年前にやった痔の手術の時も、前日に新渡戸稲造の「武士道」の中に出てくる、まだ幼い武士の子息が堂々と切腹する場面を何度か繰り返し読み、メスを入れられる覚悟を決めたぐらい「痛い」のが苦手だ。(ちょっとカッコ悪いか・・・)

 定期健診でまさかメスを入れられる訳ではないが、採血の為の注射が嫌で、何となく避けてきたのはそれが理由かもしれない。

 しかし、女房からはしつこく検診を迫られ、「〇〇さんのご主人は二ヶ月に1回血液検査している」とか、一番チビの子供を指して「この子が成長したところを見たくないの?」とか言って脅しをかける。

 事実、3年前の痔の手術の時にやってもらった大腸検査では、癌化までもう一歩という大きさのポリープが見つかって切除してもらった過去もあるので、女房の言葉は脅しではなく進言だ。(当たり前か)

 それで、明日初めて「PET検査」を受けることにした。「PET検査」は随分混んでいるようで、数ヶ月前に予約した日が明日になったということだ。

 病院から送られてきた資料も、ろくろく目を通していないので、どんな検査をするのかよくわからないが、検査6時間前から絶食だそうで、今晩は食いだめしておかなくてはと思う次第である。

 久しぶりの明日の検診は、ワクワクもしドキドキもする。何となくパチンコに似ているように思える。

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