一日は長し、一生は短し

2010.02.19

トヨタ問題

 トヨタ自動車のリコール問題で、ついに社長が米公聴会に招致されることになった。

 当社との規模は天と地ほどの差こそあれ、会社のトップの責任の重さを改めて考えさせられる問題である。

 大昔、豊田章男社長が平社員だった時代に名刺交換した事があり、とても創業家の直系の方とは思えないぐらい、地味で謙虚な人だったように記憶している。

 テレビのニュースでの会見を見ていても、誠実そうな人柄が溢れていて、それが為に詰問されるとタジタジしてしまうところがあるのだろう。

 世界のトヨタの社長に就任したばかりで、ご本人も「さあ!これから」と業績回復に取り掛かったところに予期せぬ試練が降りかかり、本当に心労甚だしいと思う。

 しかし、この大試練を先頭に立って乗り切っていければ、彼は間違いなく歴史に残る経営者になる筈だ。

 人のことばかり言っている状況ではないが(苦笑)、是非がんばってほしいと思う。日本にもまだ武士がいたのか!と、米公聴会のメンバーに言わしめるぐらい、正々堂々と対応されることを祈りたい。

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