一日は長し、一生は短し

2010.06.25

微生物

 先日、子供が熱心にテレビに見入っているので、何かと思ったら子供向けの科学番組だった。ある有名な生命科学の先生が、彼の母校である小学校で、臨時授業を行うという内容だ。

 生徒が拾ってきたこぶし大の石ころを、火であぶって金鎚で叩いて砕き、中の破片を顕微鏡で観察する。そうすると、なんと石の中にも多数の微生物が存在することが確認できる。

 あんなに硬い石の内側にも、生命体が存在するとは知らなかった。同時に、子供以上に、食い入るように番組を見ている自分を発見した訳だが・・・(笑)。

 しかし、微生物からすれば、恐らく自分たちを観察している人間の存在には気付いていない筈だ。そう考えると、この宇宙には人間が気付いていない、もっと大きな生命体が存在しても不思議ではない。

 先日、7年の旅を終え、無事地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の偉業や、国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士の活躍が、そんなロマンに風穴を開ける日は、そんなに遠くないかもしれない。

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