一日は長し、一生は短し

2010.06.30

出処進退

 遠く南アフリカの地で、昨晩ブルーサムライ達はかっこよく散った。

 ここに至るまで、サムライ達の大将である岡田監督は、耐えられないような中傷の嵐に何度も遭ったことと思う。

 しかし、黙して語らず。中傷の声はさらりとかわす。日本を発つ前、辞めるとか辞めないとかガタガタあったが、ガタガタさせていたのは結局外野だったのだろう。

 そうじゃなきゃ、あの個性的集団を短期間にひとつにまとめられる筈がない。そんな風に思うのは自分だけだろうか・・・。

 岡田監督の心中を考えると、パラグアイに勝利することで、サムライ達の名を日本のサッカーの歴史に刻みたかったことと思う。

 でも、駒野が一人だけPKを外したのもドラマ、後一歩でベスト8を逃したのもドラマ。人々を熱くさせたドラマは、確実に歴史に名を残すことと思う。

 そして、死闘を演じた後に岡田大将はこう言った。「もうやることはない。」 岡田監督、本当にお疲れ様でした。

ページTOPへ