一日は長し、一生は短し

2010.10.13

AMAX(アマックス)の役割

 先週からひっそりと、当社の戦略製品である「ロミオ×ジュリエットAMAX」の開店が始まった。ひっそりとというのは、愛知県下で2店舗、全国合わせても十数店舗(本日時点)という少ない設置台数でのスタートに起因する。(戦略製品という割には情けない話だ・・・)

 詳細な製品スペックについては当社HPの説明をご覧頂くとし、簡単に言うと「1回の大当たりで、ある程度の満足感を得られる出玉性能を持った、大当たり確率の甘いセブン機」というのがコンセプトだ。

 今のパチンコマーケットは、図柄が揃えば大当たり!という、所謂セブン機が主流だ。そのセブン機を大きなカテゴリーで分けると、確率が遠いけれど当たれば結構な玉を獲得できる「MAXタイプ」、もう少し確率が甘くて、当たるとそこそこ玉を獲得できる「ミドルタイプ」、確率は甘いけれど、その分獲得できる玉も少ない「ライトタイプ」や「甘デジタイプ」となる。

 これを車に例えると、「MAXタイプ」が高燃費大排気量の大型車、「ミドルタイプ」が中燃費中排気量の中型車、「ライト」や「甘」が低燃費低排気量の小型車となる。(車種を具体例として挙げるとおもしろいが、あまり車に詳しくなくて・・・)

 そこで当社のある優秀な開発者は考えた。「MAXタイプの確率や出玉を削っただけの甘デジじゃあおもしろくない! 低燃費の中型車や大型車ってできないもんだろうか・・・?」と。

 そこで生まれたのが、AMAX(アマックス)。

 昔のパチンコって、打っているとそこそこ当たって、パンクもあるが運がよければそこそこ玉が出て、そこでやめるか突っ込むか、悩んだ挙句に遊技続行、結果的に玉が無くなって・・・。あの時、やめておけばよかった・・・。

 これは自分の体験上の話であるが、負けてパチンコホールを出る時は自分を責めた。恐らく大半の人がそうだったのではないかと推察する。

 ところが、今のお客さんは「機械にやられた」とか「店にやられた」と思っている人が多いのではなかろうか。どれだけ打っても当たらない。機械が悪い。店が悪い・・・と。

 今のパチンコマーケットに昔の考え方や機械がそのまま通じるとは思っていない。パチンコ店も大規模になり、パチンコパーラーとして機械の設置台数や景品の種類や快適性は、僕がパチンコを始めた頃とは比較にならないぐらい進歩している。お客様の嗜好も時代の変化と共に変わってきているのも事実だ。

 しかしながら、お客様が本質的に求めている欲求というのは、そんなに変わっていないのではなかろうか? 出玉等対価に対する欲求、心地よく遊技を楽しみたいといった精神的満足に対する欲求等、お客様の欲求はいろいろあると思うが、原理原則を外さずその満足度を上げて行くということが大切だと思う。

 そういう意味で、勝っても負けても「自分のせい」と感じられるパチンコスペック「AMAX」で投じた一石が、今後もコツコツ続けていくことで少しでもパチンコファンを増やし、同時に業界の活性化に寄与できればと願う。

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