一日は長し、一生は短し

2011.06.24

すぐに役立つことは・・・

 僕は出張に行くと、空き時間は大概、パチンコ店か書店で時間を潰す。予定の仕事が済んだ後であれば、ふらりと見知らぬ立ち飲み屋に寄って、早々と一杯!なんてこともあるが(ほんのたまにね)、こんな時は仕事中の社員の顔が頭の中に浮かび、ちょっと気が引ける。

 今週から、CR江頭2:50の導入が始まったので、設置いただいた何軒かの店舗を視察に回っている。今回は、ミドルタイプを2機種、継続性重視のMと出玉重視のMTP。「M」は勿論ミドルタイプの意味で、「TP」は短時間しか遊技できない人でも楽しんでもらおうという、当社のコンセプト機「短ぱち」の意味。

 仕事の合間の昼休みにちょっとパチンコでも、お客様とのアポ待ちの間にちょっとパチンコでも、お店の閉店時間が近づいてきたので最後に一勝負、ということを求めている人もきっといる筈だ。そういう人たちの欲求に少しでも近づき、そしてパチンコファンを増やしていこうと「CR餃子の王将」以来、何機種か取り組んできた「短ぱち」であるが、なかなかファンを増やすまでには至っていないのが現実かな・・・。

 そういうコンセプトの下、久しぶりの「短ぱち」がCR江頭2:50MTPである。多種多様であるべき遊技機のひとつとして、「短ぱち」としての本来の使命を果たし、少しでもお店に足を運んでいただけるお客様を増やす為に、是非、導入店様には大事に使っていただきたいなあ。

 と、久しぶりのブログ更新はお願いからスタートして、さて、今回は出張先でふらりと入った居酒屋・・・、ではなくて本屋さんで購入した本の話。

 平積みになっていたので、恐らくよく売れているのだと思うが、灘中・灘高を東大合格者数日本一にした国語教師、橋本武先生について書かれた「奇跡の授業」という本。

 この先生は、今年7月に99歳の白寿を迎えられ、既に教師は退任されているが、在任中の授業の進め方が独特で、「銀の匙(さじ)」という一冊の薄い文庫本を、中学の3年間を掛けて、脱線しながらゆっくり読んでいくというものだそうだ。

 僕が印象に残った先生の言葉が、「すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる」。すごく深い意味を持つ言葉だと思う。会社の事業の進め方、製品作りのあり方、社長としての仕事の取り組み方。いろいろなことに当てはめて想像してみると、諭されることが多々ある言葉である。

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