一日は長し、一生は短し

2012.04.08

桜の樹の下で

 高校生の時だったか、大学に入ってからのことだったか思い出せないが、岩下志麻主演の「桜の樹の下で」という映画を見た。

 いつもこの時期になると思い出すのだが、大女優の妖艶な美しさと、桜の白い花びらがスクリーン一面に舞う光景が、十代の僕の気持ちを熱くさせた。

 さて、名古屋は、今日漸く気温が上がり、真っ青に晴れ上がった空のキャンバスに描かれた、黒い枝を綿菓子のように覆う桜の花の美しさを楽しむことができる一日になりそうだ。

 ところで、このところの春なのか、まだ冬なのか、よくわからない相変わらずの寒さの中、我が社のダルマ軍団が、週末の休みにも拘らず、各地の花見スポットを賑わしてくれているようだ。

 昨日は、犬山市で開催されている「犬山祭り」に出撃し、偶然にも僕の娘の友人達と遭遇したようで、ダルマ軍団のお茶目で愛くるしく、そして旺盛なサービス精神に感激したそうだ。

 この度のダルマ軍団の活動については、社内外ともに賛否両論あるけれども、本プロジェクトのメンバーが、このところの販売不振をなんとかして脱却しようと自主的に行動してくれていることには頭が下がる思いだ。

 そして、そういう活動を通じて芽生えた「結束力」とか「他者への思いやり」ということは、間違いなくこれからの仕事に生きてくるだろうし、いろいろな場所でさまざまな人の「笑顔」と出会ったことは、今後、当社が提供していく製品やサービスのヒントにもなったと思う。

 世の中、いろいろな研修があるけれど、こういうことが「生きた研修」なのかもしれない。我々が向くべき方向は常にお客様。課題はお客様のところにあり、社内にはない。結束してその課題に取り組む事が、真にお客様から必要とされる会社になることだと思う。

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