一日は長し、一生は短し

2013.01.11

新年に誓う

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年も変わらぬ叱咤激励並びに弊社製品のご愛顧を宜しくお願いいたします。

 さて、昨年末の総選挙で政権が変わり、またタイミングよく新年を迎え、いろいろな意味でリセットされたせいか、何となく世の中が明るく前向きになってきたように感じる。

 何とか、それが実体経済に反映し、景気が高揚していくことを望むばかりだが、たとえこういう空気がカラ元気だったとしても、そういう気持ちを持続すればいつか本物の元気に変わってくるのではと思う今日この頃だ。

 ところで、1月と言えば受験シーズンのスタートで、全国の受験生は皆同じだと思うが、我が家の三女も刻々と近づく本番にプレッシャーを感じながら、「いいくに(1192年)つくろう鎌倉幕府」とがんばっている(笑)。

 まあ、ここまで来たら結果はともかく、悔いの無い受験をしてもらいたいと願うのだが、それをダイレクトに娘に伝えると妙な安心感を持ってしまい、諦めが早くなっても困るし、この時期の子どもへの接し方は大変難しい。

 おまけに、通っている小学校では、3学期が始まると同時に、毎日歯が抜けるように受験する生徒が休み始め、学校が楽しくて仕方のない我が娘にとっては、休みたくないが、休まないことでの焦りもあり、余計な悩みを抱えているようだ。

 「他人は他人、自分は自分!」と娘に話すものの、現実的には学校を休んで知識を詰め込む方が合格する可能性は上がる訳で、目的の達成を考えればそういうことは否定できない。

 でも、そうすれば必ず合格するという保証は無いので、結局のところ、どのやり方を選ぶにせよ、余計な事を考えず、信念を曲げずに選んだ道を進んでいくことが大切で、肝心なのは「選んだ道が、いいか悪いか」ではなく、「覚悟があるか無いか」である。

 これは受験だけではなく仕事に置き換えても同じで、今書いてきた内容はそのまま当てはまるのではなかろうか。社員に対するプレッシャーだけでは駄目だし、間違った安心感は油断に繋がる。

 そして、他社のやり方がいつも気になる(またこれが良く見える)のもやむを得ないだろうし、時には我が社の方針が本当に正しいのか、不安に思うこともあるだろう。

 しかし、常に変転する市場をしっかり見極め、そこで受け入れられる可能性のあるいくつかの道のひとつを選んだら、覚悟を決めて「会社の方針」という行灯を頼りに進む。決断とは、まさに暗雲の中の賭けである。

 豊丸産業は、常にお客様を向いて、社員一人一人がそれぞれの立場でできる仕事をきちんとやり、業界に必要なメーカーを目指すと同時に、「豊丸」という社名の如く、みんなの心を豊かにできるような製品やサービスを提供することで、真に社会に必要とされる会社を目指して努力していくことを新年に誓う。

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