一日は長し、一生は短し

2021.09.14

なんでもノートより①

岸田さんが何十冊にもなるぐらい書き留めた市井の声のノートには程遠いですが、私も読んだ本で気に入った箇所を書き留めているノートがあります。

1995年から書き始め、途中サボることもあったりで、まだ4冊にしか至りませんが、その中から心に残る文章を時々ご紹介したいと思います。

今回は講談師から評論家に転じられ、意欲的に執筆活動もされた邑井操(むらいみさお)氏の「勝ちぐせをつける」より

運命の神は禿げ頭で、前額にのみ前髪がふさっと生えている。
来た時にむんずと摑まえてしまわなければ、去ること早き運の神は光る後頭を見せて立ち去るだろう。

運を摑むのに頼るべきは、まず自分自身であり自力なのだ。
かけがえのない自己の充実こそ、運を摑まえる第一の条件だろう。

無力・無気力の人間は、幸運が目前に転がってきても、掴むべきチャンスを外す。
掴むべきか、掴むべきでないか、判断し得ぬからだ。
平生の自己充実・自己建設を怠っているから、何がチャンスか識別し得ぬのだ。

この本を読んだのは30半ば過ぎですが、当時から四半世紀経ってもできておらず、まだまだ自己研鑽・自己建設が必要です。

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