一日は長し、一生は短し

2022.03.11

3・11

道を歩いていると、宙を飛んでいる小さな虫がまとわりつく季節になりました。

啓蟄を過ぎ、階段を駆け上がるように、日々春の訪れを感じます。

今日は3月11日。 信じられないことが現実に起こっていることを、テレビを通して目にした日です。

当時、当社の仙台営業所は、移転先のビルへの引っ越し作業を終え、翌週からの営業開始に備えて準備の真っ最中でした。

そこに震度6強の地震が襲い、ビル内部の壁面のガラスは割れて散乱し、営業所の荷物も崩れ落ちたようです。

震災当日、私は名古屋の本社で小さな揺れを感じていましたが、直後の報道で死者数名と言っていたのが、時間を追うごとに増えていきました。

すぐに仙台営業所に連絡しましたが、当初繋がっていた携帯電話は、電波が混雑しているのか間もなく繋がらなくなりました。

それから数週間が過ぎ、営業所を含め現地の状況確認のため、支援物資を抱えて山形空港経由レンタカーで仙台に入りました。

小さな支援にしか過ぎませんが、当社でできることはやろうとバタバタしていたことを思い出します。

その営業所も、当社の構造改革で昨年閉鎖してしまいましたが、あの日からもう11年経つのですね。

当時訪問した仙台荒浜地区や松島、そして甚大な被害を受けた石巻は現在どういう姿をしているでしょうか。

改めて、被災地の復興と亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

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