宗教法人
昨日、当社の株主総会を開催し、全役員が再任され、私は引き続き代表取締役を務めることになりました。
任期は2年ですので、まずは業績回復に全力で取り組み、未来に向けて挑戦できる会社の土台を作るという責任を果たしたいと思います。
さて、この度の安倍元総理の銃撃事件でクローズアップされた政治と宗教の問題ですが、憲法で定められた政教分離について少し勉強してみました。
憲法20条で定められた所謂「政教分離」ですが、そもそもここで謳っている目的は何なのでしょう?
それは、国民一人一人の信教の自由を保障することだと、20条の1項に記載されています。
そして3項に、国やその機関は宗教教育や宗教活動をしてはダメだと記載されていますので、国民に宗教の信仰を強制したり、或いは勧誘したりすることはできないということになります。
但し、上記を憲法で禁じられているのは国やその組織に限られますので、学校や宗教団体がそれをやることは自由だと解釈できます。
現に私は中高を浄土宗の学校で学び(遊び?)、大学はキリスト教のプロテスタント派で学び(こちらも遊び?かも)、そして今は浄土真宗本願寺派の門徒です。
とはいっても、熱心な信者かというと、それほどでもないと思います(笑)。
つまり、我々はどんな宗教でも熱心に信仰しようが、不真面目に信仰しようが、或いは一切の宗教を信じまいが自由だと解釈できます。
また、宗教法人は一旦法人格を得れば、その活動は宗教法人法の下で活動が保証されていて、さまざまな形で勧誘活動が行われてるのが実態です。
文化庁の発表によると、2020年末の宗教法人数は国内に180,544法人あり、各宗教法人の報告による信者数は1憶8千万人にもなるそうで、なんと日本の人口を上回っています。
宗教を信仰していない方も多くお見えなので、複数の宗教を信仰されている方もまた大勢お見えなのでしょうか?(笑)
近年は、後継者不在の宗教法人も増えているようですので、宗教法人の更新の在り方を含め、見直す時期が来たのかもしれません。
▲朝から暑い