一日は長し、一生は短し

2022.09.06

いよいよ秋

セミの声は夏の終わりを告げるツクツクボウシに変わり、所々で秋の訪れを告げる虫が鳴き始めています。

早いもので、今年ももう秋ですね。 

秋といえば、伊勢湾台風を思い起こします。 潮岬に上陸して、東海地方を襲ったのは、1959年9月26日のことです。

思い起こすといっても、当時、私は2歳で残念ながら記憶にありません。

母の話によれば、当日、私は母方の祖父母の家にいて、高潮で一帯に海水が押し寄せたそうです。

祖父母の家では、みんな二階に避難したのですが、祖母は私を二階に押し上げた後、自分だけ避難できず水に飲まれて亡くなったそうです。

きっと孫の私を避難させるのに、自分の危険を顧みず、必死だったのでしょうね。

65歳までの人生、いろいろ危ない思いをしたこともありますが、伊勢湾台風で私を助けてくれたように、今でも私に手を差し伸べてくれているのかもしれません。

これからも感謝の気持ちを忘れず、祖母のためにも自分に与えられた使命を一生懸命果たしたいと思います。

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