CR奇跡の電役キャプテンロバート こぼれ話
新しいゲーム性の誕生！
企画初期段階では、海賊もので何かつくろうという案が先にあり、キャラクターや演出を先行して制作していました。その制作途中に営業からゲーム性のアイデア提案（今回搭載した原型となる案）があり、検討の結果、このキャプテンロバートで実施することになりました。もし、営業からのアイデアがなければ通常のセブン機になっていたかもしれませんね。（笑）
苦労した点は？
今までになかった新しいゲーム性、これを完成させるまでには思考錯誤の連続でした。机上では問題ないはずでも、実際にパチンコ機として玉を打ち出すと想定外のことばかりが起き、修正してはテストの繰り返しで苦労しました。内心、形にできるか不安でした。
特に苦労したのは、大当り中です。バトルの結果で継続が確定する演出は決まっていましたが、そのバトルまでの間は未定でした。セブン機のような大当り中のイメージ後、バトルに発展する案もありましたが唐突感がありＮＧとなりました。最終的には現在の形となったわけですが、何パターンも制作した思い出があります。
レベルアップシステム
苦労しながら大当り中の演出を考えたのですが、何か物足りなさがありました。それは９６.４％の継続率で継続するので、その継続を盛りあげるのには何か達成感を味わえることが必要だと。そこで、称号をつけようとなったのです。当初、称号は２０種類でしたが、すぐに全部見ることができてしまうので結果６０種類まで増やしました。ひとつひとつ思いを込めて称号を決めました。その他出現しにくい「レア」や「激レア」の称号がありますので、是非見つけて欲しいと思います。
キャラクター
当初の企画段階では、現在の３人の他に銃を持ったキャラクターがいました。しかし、４人目の演出を搭載すると容量オーバーとなってしまったため、現在の３人になりました。
その他、各キャラクターも何度か修正しました。特にロバートは、海賊らしくない好青年でした。しかし、それでは迫力がないということで、眼帯や顔の傷、無精ヒゲなど追加されワイルドになったのです。ラウザもロバート同様、当初坊主でしたが、モヒカン→ヒゲ→刺青とパワーアップしました。
その他、各キャラクターの声もイメージにピッタリ合い良かったと思います。特にリーナは、声優の方もリーナのような色気のある方で魅力的でした。（笑）
音楽
今回は各キャラクターにテーマ曲をつけました。各キャラクターにテーマ曲をつけることで、個性が出せると考えたからです。まずラウザが最初に決まりました。プロレスのスタン・ハンセンの入場テーマ曲「サンライズ」です。次に主人公のロバート。主人公だからということでラウザのテーマ曲に負けないものを検討しました。ジャンボ鶴田のテーマ曲やミル･マスカラスや三沢などのテーマ曲を検討していましたが、最終的にアントニオ猪木のテーマ曲になりました。リーナには、なるべく色っぽいアニメの曲にしたかったので「魔女ッ子メグちゃん」になりました。
ボツネタ
トレジャーチャンス中の伝説の男ですが、実は最初ボクシンググローブをつけた木でできた感じの原住民でした。
また、ロバートもボクシンググローブをつけてバトルをしていました。（写真参照）
担当者のお気に入り演出 BEST3
1.ラウザの表情
ラウザの腕相撲対決のメカになるところや、逆転パターンや負けた時のラウザの顔の表情
2.グランバトル
グランバトルで、プレミア時のボーリングのストライクのカットインは、なんともいえないいい味を出せたと思います。
3.同期予告
全図柄の同期予告は、急に派手な演出が始まるので気に入っています。
ファンの皆さんへ
今回の新たなゲーム性にチャレンジしました。今までに体験したことのない大当りの継続を楽しんでもらえるとうれしいです。また、全部の称号を見るまで是非がんばって欲しいと思います。
