TOYOMARU BLOG

2014.02.10

CR魔神英雄伝ワタル こぼれ話

開発するうえで、大変だった点、苦労した点を教えてください。

52e9df6866ecf.jpg魔神英雄伝ワタルは1988年にTVで放送された人気アニメ番組です。すでに25年前のアニメになるため、当時ご覧になられていた方は30歳~40歳くらいになっているかと思います。当時は新鮮に感じていたアニメですが、映像技術が進歩した現在では古臭く感じてしまうため、パチンコ向けに画像を全て描きおろしました。
また画像が新しくなったからといって登場キャラの声が変わってしまうと違和感があるので声優陣は当時の方々に再集結していただき収録いたしました。
楽曲については、当時の歌手に歌っていただきたかったのですが、引退されている方もいましたので、アニソン界の『ネクストジェネレーション』である『黒崎真音さん』に依頼しました。このように、当時のアニメを知っている方にも知らない方にも満足していただけるような内容になっていますので是非一度遊技をしていただきたいですね。

アタックラウンドシステムのループを開発した経緯は?

52d771dd998f2.png当初(CRウィッチブレイド)から、アタックラウンドシステムはSTとループの両方で考えていました。
ただ、当時の内規やウィッチブレイドのスペックではループでの開発は非現実的であったため、STによるアタックラウンドシステムを採用しました。よって、大当りせずにSTが終了してしまう事がありました。
その後、2代目アタックラウンドシステム搭載のCRバーストエンジェルインフィニティではアタックラウンドで確変に入らなかった場合でも時短が付き、時短中に引戻せば必ず確変になる仕様にしました。
また、特に好評をいただきました3代目アタックラウンドシステム搭載のCRセクシーフォールでは敢えて転落抽選を採用することでバトルタイプのゲーム性を再現するとともに、ST終盤にありがちな焦燥感や絶望感を緩和しました。
そして満を持して発表した4代目アタックラウンドシステムは、開発当初から思い描いていたループタイプで実現させることができました。今回もきっと楽しんでいただけると思っています。

裏話:アタックラウンドシステムはCRウィッチブレイドから搭載され、その後他社からも同様のゲーム性を持った機械がリリースされました。今ではアタックラウンドシステム(V確変システム)が業界に与えた影響は計り知れないものになっています。アタックラウンドシステムのパイオニアとして、今後も斬新なスペックを提供していきます。期待していてください!

トヨマル遊moreコレクションの第一弾について

52ddf9d0ba5e6.jpg一昔前は大衆娯楽の王様とまで言われたパチンコですが、今では眉間にシワを寄せて遊技されているのが現実です。こんな状況が続けばパチンコ離れに拍車がかかるのは時間の問題です。そうなる前に豊丸産業として出来る事は何か、本来あるべきパチンコとは何かを考えていました。
そこで生まれたのがトヨマル遊moreコレクションになります。ちょっとした時間でも気軽に遊べるパチンコ。初心者でも解りやすく簡単に遊べるパチンコ。老若男女が面白いと思えるパチンコ。少ないお小遣いでも遊べるパチンコ。それが本来のパチンコの姿ではないでしょうか!主役になれる甘デジを継続的にリリースすることで、大当りをたくさん体感していただき、大衆娯楽のパチンコを取り戻したかったのです。
このコンセプトは、小学生に人気であった魔神英雄伝ワタルのキャラとマッチしているため、トヨマル遊moreコレクションの第一弾としてリリースすることになったのは自然の流れです。

裏話:MAXやミドルのオマケとして甘デジをリリースするのではなく、甘デジだから出来る事を徹底的に追及して開発を進めています。だからこそ、今回のAR+ループが可能になったのです。また、ありがたいことに豊丸の甘デジは評価をいただいていますので、甘デジに特化したコンセプトは業界の活性化に一石を投じるものと信じています。

現在のパチンコについてどう考えていますか?

パチンコのスペックは、年々複雑化してきています。それは遊技者を楽しませるのでは無く、パチンコのハードルを高くしているように感じます。システム上は複雑でもお客様にとって解りやすくなければいけません。そんな中で、アタックラウンドシステムは突入と継続を動かすことで解りやすい仕様にすることが出来ることが評価されているのだと思います。誰にでも簡単・手軽に遊べるようにしていく努力が必要だと感じています。

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